






今日は午前中仏語レッスンにて、《夢》を訳しましたが、出かける寸前にピエール・ベルナック著の【フランス歌曲の演奏と解釈】を見てみたら思いがけない事が書かれていて驚きました。
『歌詞はドビュッシー自身の作で、残念ながら、かなり厄介な曖昧さがあり、あまり良い作品とはいえないことを認めなければならない』と書かれていました。
色々な見方が出来るかと思いますが、フォレは詩の言葉を入れ替えるなどして作曲していましたが、ドビュッシーはそういう事はしたくなかったのかもしれませんね。
確かに、本職の詩人が書いた詩とはレヴェルが段違いだとJoelle先生もおっしゃっていました。
でも、『ドビュッシーがひたむきな創造の努力の中で言葉と音の統合を成し遂げようとしたことは認めることが出来る』とベルナックさんも結論づけていたので、なんだかホッとしました。
色々苦心惨憺しながら訳す過程で、成程、曖昧で困る表現の個所がありました。
まだまだ勉強することが一杯あるなあ~
今日は雪の後の道を歩きましたが、細い道は凍っていて歩くのが恐い位でした。帰り道はもう溶けて楽になっており、やれやれでした。
国立駅北口になにか雑貨屋さんが出来てると娘に聞いていたので、ちょこっと立ち寄ってみました。
線路沿いに立川方面に歩いていくとあります。
そう、パレードという名前の雑貨屋さんです。
入り口の細い階段を上っていくと、こんな可愛いディスプレーが迎えてくれます。
スイスとイギリスのアンティークや手作りの小物が置いてあります。
半年前に開店したばかりのお店だそうで、店内の写真を掲載するのも許可して下さいました。
今日は何も買わなかったのですが、いいなあ~と思う物が色々ありました。
古いイギリスのマフィンの焼き型とか・・・手作りのフェルトの紅茶ポット敷きとか・・・
ちょっとプレゼントに良さそうな小物がセンス良く並んでいます。
この雑貨屋さんのお隣は《ひよこ豆》っていうちょっとしたランチを食べられるお店があり、女性のお客様で一杯でした。
仏語レッスンに行く愉しみに付録がついた感じです。
そうそう、ギリシャ・ヨーグルトにピクルスの刻んだ物を混ぜてデイップのようなものを作ったと書きましたが、ちょっと何だか物足らないなと思い、はたと気がつきました。そう、ニンニクを入れるのを忘れてました。そこで今日はニンニクと少しハーブも足して塩味を付けしてみました。なかなかイケると思います。お肉のソースにもパンにも合うと思います。
ちょっと長くなってしまいますが、今日訳した《夢》をアップしておきます。
De Rêve (夢)
La nuit a des douceurs de femme
Et les vieux arbres, sous la lune d’or,
Songent !
夜は女性のような優しさを持っている。
そして年老いた木々は金色の月の下で夢を見ている!
A celle qui vient de passer, la tête emperlée,
Maintenant navrée, à jamais navrée,
Ils n’ont pas su lui faire signe....
木々は今通り過ぎて行った頭に真珠の飾り、遺憾に思い、永久に遺憾に思う夜に
合図をすることは出来なかった・・・
Toutes !
Elles ons passé : les Frêles, les Folles,
Semant leur rire au gazon grêle, aux brises frôleuses
la caresse charmeuse des hanches fleurissantes.
全ての夜が!
皆過ぎて行った。か弱い夜、暴れん坊の夜
痩せた芝生には笑いを、軽くふれるそよ風には華やかな腰の魅惑的な愛撫を撒く。
Hélas ! de tout ceci, plus rien qu’un blanc frisson....
Les vieux arbres sous la lune d’or pleurent leurs
belles feuilles d’or !
残念!そのうち残っているのはただ白い余韻だけ・・・
金色の月の下で年老いた木々はその美しい金色の葉を嘆く!
Nul ne leur dédiera plus la fierté des casques d’or
Maintenant ternis, à jamais ternis.
Les chevaliers sont morts
Sur le chemin du Grâal !
誰もこの葉っぱたちに黄金の兜の誇らしさを捧げることはない。
騎士たちは聖杯に向かう途上で死んだ!
La nuit a des douceurs de femme,
Des mains semblent frôler les âmes, mains si folles,
si frêles,
Au temps où les épées chantaient pour Elles !
夜は女性のような優しさを持っている
手が魂にかすかに触れるようだ、あまりにも無謀、あまりにもか弱い手
剣がその手のために歌っていた頃は!
D’étranges soupirs s’élèvent sous les arbres.
Mon âme, c’est du rêve ancien qui t’étreint !
木々の下から異様な溜息が立ち上る。
私の魂は、あなたを強く抱きしめる古く過ぎ去った夢の事!
Claude-Achille Debussy